米中20年戦争に備えよ! ver.3|奥山真司の戦略学講義シリーズ

10月25日、ワシントンにて、
第二のペンス副大統領演説がありました。

一回目のペンス演説は、昨年の10月4日に行われ、
事実上の「対中新冷戦開始宣言」でした。
中国は悪い国だ!という主旨です。

●中国の発展を支えてきたが、それは間違いだった。
●中国は政治、経済、軍事的手段、プロパガンダで米国に挑戦している
●中国はアメリカの知的財産(IP theft)を窃盗している
●習近平は南シナ海を軍事化しないと言ったがそうした。嘘をついた
●中国はAIIB、一帯一路政策でアジア、アフリカなどを借金漬け外交している
●中国は米国の企業や映画会社、大学、シンクタンク、学者、ジャーナリスト、
 地方や連邦政府当局者に圧力をかけたり、見返りの報酬を与えている


などが主な内容です。

今回の10月25日の第二のペンス演説は、

●人権侵害、キリスト教徒迫害、ウイグルのイスラム教徒
●台湾、香港デモ、知的財産窃盗1000件、
●今年3月:テスラ自動運転30万件、国家安全部が4年ハッキング
●海軍の情報を抜き取った
●監視システムの輸出、軍民融合
●南シナ海非武装化のウソ、海洋民兵
●日本への侵入、領空侵犯対処
●台湾は地域の安定のカギ

など、まさに中国の嫌がる人権問題等に踏み込んだものでした。
さらに特筆すべきは、
中国が内政干渉だと主張する、
ウイグルや香港、台湾に踏み込んだことです。

これは完全に後戻りできないほどの
「冷戦続行のダメ押し」宣言です。


奥山博士とともに、アメリカ通信では
日本のメディアで昨年からもっとも早く
米中冷戦突入を取り上げて来たのですが、
日本のTVや新聞ではその内容を多少報じるものの、
経済戦争レベルの扱いであり、
これが引き返せない戦争状態になっていることを
どこも報じません。


さらに、まずいのは、日本の安倍政権にも
米中冷戦の世界観がないという点です。


米国は、
「中国の発展を支えてきたがそれが間違いだった」
と国家として、議会で確認してます。
中国は米国にとっては、
協力から競合(脅威)になっているのです。

日本はどうでしょうか?
「競争」から「協力」へ的な言葉を
安倍首相は繰り返してるではありませんか?

これは日本はまずいことになります。

その内容は・・・・・・・・・。
詳しくは音声講座
「米中20年戦争に備えよver.2とver.3」
にあります。

今年の6月にもさらに進んでいく状況を
音声講座「米中20年戦争に備えよver.2」
にまとめました。

ここに書いてある見通し、方向性は、
現在のペンス演説を見ても
間違っていなかったと自負しています。

今回、「米中20年戦争に備えよver.2」
を補足、増強する情報を加え、
「米中20年戦争に備えよver.3」を発売します。

内容のコンセプトとしましては、
「米中20年戦争に備えよ!パート2」を踏まえ
パート2を検証する

●2019/10/25 第二のペンス演説
(米中冷戦・新たなステージへ)
●米中冷戦が一般の言葉に?
●最初のペンス演説のときは米中貿易戦争だった。
●米中冷戦時にどんな世界観で望むか?を確認する。
 ①アリソンの「ツキュディデスの罠」から俯瞰する
 ②対中大同盟が完成されていく途中過程を確認する
 ③韓国脱落
●日本の現状と持つべき世界観と戦略


目次としては、以下のようになります。

1,米中20年戦争に備えよ!パート2の検証(06:03)
2,第2のペンス演説(20:46)
3,「ツキュディデスの罠」の世界観を持とう(42:43)
4,大同盟完成までの道のり(現在地)(17:32)
5,米中決戦における中国のプロパガンダ戦(11:02)
6,アメリカの大戦略の2つの柱(03:26)

期間限定商品につき販売は終了致しました。