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奥山真司の『真説 孫子解読』シリーズ


『孫子【2.0】』にバージョンアップ

この改訂版【2.0】は、以前のバージョン(孫子1.0)から
大きくブラッシュアップしました。

今回、詳細に解説しているデリック氏の著書の
日本語翻訳に際し、デリック氏本人と再度確認したなかでの
新たな知見を大幅に加えました

また、『孫子』と、西洋の著名戦略家達の理論との
ガチンコ比較をさらに強調し、その上で、
今回、さらに奥山説も大幅に追加しております。
特に、奥山コンテンツとして、
現代の戦略家ルトワックと孫子の比較は必聴です

講義の構成は前回のバージョンと変わりませんが、
以下が違う点になっております。

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▼Part1:中国人の孫子と欧米の孫子を読む
:(6時間32分46秒←改定前:6時間30分06秒)
★全部取り直し。内容は90%残、
奥山解説をエンジ色のシート、エンジ色の文字にしてあるため、
デリック説と奥山説の区別ができるようにしました


▼Part2:逐語訳(※前回と100%同じものです)
:(6時間40分08秒)

▼Part3:エッセンス版(まとめ改訂版2017年)
:(2時間46分19秒←改定前:2時間12分46秒)
★前回の内容は20%残、残りは追加・更新版しています。
現在発売されている代表的な日本の孫子解説本を
戦略本としての孫子と位置づけする役割として、
実名で批評しています。

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現在、日本で出回っている「孫子」は意訳、超訳が多いのです。
その意訳にもとづいて、さらにまた新たな解釈を加え・・・
というプロセスを延々と何度も繰り返してきた結果、
そもそも「孫子」の原典が何を言っていたのか?
また、「孫子」元々の意味を伝え忘れていたり、
中国人が「孫子」をどう捉えて活用しているのか?
などの非常に重要な概念がすっかり抜け落ちてしまっています。

今回、解説している
『孫子解読:兵法の読み方』
(HOW TO READ THE ART OF WAR)

著者であるデリック氏は香港人であり、
とうぜん、漢文の原典を読み、中国の戦略思想を研究している第一人者なので、
「孫子」の原点に帰って、その本来の意味を見出しています。

そして、そこに奥山先生の知見を加え、
中国人は実際に「孫子」をどう理解しているのか?
そして、日本人が「孫子」を活かすにはどうすればよいのか?
ということを考えるためのヒントを提示することが目的となっております。


奥山真司の『真説 孫子解読』シリーズ

日本は論語、つまり孔子の教えにおいては本場です。
これはご存知のかたが多いでしょう。

中国では何度も焚書坑儒しているし、
近年でも文化大革命で論語を否定しています。

中国から帰化された石平さんは
「日本に来て論語がよくわかるようになった」
というくらい丁寧に研究されています。
孔子の人の道は、日本人の思想に合うからです。

さて、そんな中、中国発の思想で焚書されようが、
時の為政者の手元では生き残ってきたものがあります。
それが孫子です。
しかも、その思想の研究から応用においては日本より進んでいるのです。
生き残りサバイバル大陸だから半ばバイブルのようです。

もちろん日本も孫子の思想の研究は盛んです。
吉備真備が735年に唐から持ち帰って以来、
武田信玄を含む歴代の戦国武将や兵法家たちに愛読され、
ざっと検索しても20冊以上、現在でも買えますし、
今でも毎年数冊出版され続けています。

しかし、この内容は中国の孫子とは違います。
そして日本の孫子よりも中国の孫子に近い理解を示しているのが、
西洋の孫子理解です。

有名な

彼を知り己を知れば百戦危うからず
という言葉の理解ですら、違うのです。

そんなバカな!と思えるでしょう。
私も実際思いました。

原因は、日本の孫子理解は漢学者や思想家が進めてきたからで、
本来の戦略という側面からの見解が少ないからではないでしょうか。
笑えるのですが、孫子を欧米に輸出するきっかけになったのは
明治期の東京からです。
日本経由で孫子が英語化されて行ったのです。

しかし、日本で哲学思想として捉えられた孫子は、
欧米では戦略家が戦略として格闘し見解を開いています。

孫子は中国でも欧米でも戦略家が扱う分野です。
日本ではクラウゼヴィッツも孫子も戦略家が取り組まず、
哲学者、文学者、漢学者などが取り組んでしまったので
重要な理解がぬけているのです。
漢字文化の日本が英語圏の研究者の方が中国孫子理解に
遥かに迫っており、日本はまったく負けているのです。

大きく分けると以下の様な理解構図に分かれていて、
Dゾーンである日本の孫子はもっともガラパゴス的というか、
他の戦略思想に影響しない独自な孫子のまま終わってしまいそうです。

A:現代中国の孫子
B:1972年の竹簡発見以前の中国の孫子
C:西洋の孫子
D:日本の孫子

今、我々が理解しないといけないのは、明らかに
A:現代中国の孫子
ではないでしょうか?

B:1972以前の中国の孫子を利用して毛沢東はシナ大陸を支配しました。
その後1972年の再発見をもとに現代の中国孫子ができあがっています。

思想であれば、その国その国の宗教があるように
全く自由でその国の事情に合うように発展すればいいと思います。
しかし、戦略思想は別です。
人口規模10倍で全国境で紛争を起こして領土拡張を続ける
中国が隣国であり、その野心はとどまるところをしりません。
その戦略思想の屋台骨が孫子だとしたら無視できません。

今後の日本の問題の7割は中国問題になるでしょう。

  • 南シナ海、東シナ海のシーレーン防衛
  • 沖縄はじめとした離島防衛
  • 中国との軍事衝突
  • 外交駆け引き
  • アジア地域覇権を目指す中国の経済戦争
  • 中国貿易、商取引での相手の思想
  • 資源獲得戦争
  • 海洋汚染、PM2.5など環境問題
  • 中国経済や政治体制崩壊時の難民問題

いかがでしょうか?
今後50年は日本人の頭をずっと悩まし続けるのが中国です。
ここ20年で国家の明暗が決まる可能性があります。
中国経済不況から外に向けようと挑戦してくる可能性があります。

日本人はよく中国人はなにを考えているかわからない
といいますが、 なぜ、そういう行動様式をとるのか?
それは中国の孫子を知ればわかってくると思います。

今回奥山さんが戦略学を学んだ英国レディング大学の
博士論文のコースメイト、デリック・ユエン氏の
論文『孫子』があります。

これは、中国の現代の孫子を英文で紹介したものです。

中国人(彼は香港人)の観点から見て、
欧米は孫子理解はイマイチですよ。

という、本なのです。

中国の孫子理解は1972を境にさらにワンステージ上がりました。

日本人は、オセロゲームでは角4つありますが、
3つ取れていない状態です。
中国から見たら、興味のない捨て角です。

今回この本を英語訳するのですが、内容を先に解説します。
欧米の孫子理解の限界を確認しつつ日本の理解の間違いを確認できます。

以下のポイントが学べます

1972年の孫子革命とは?
欧米の孫子理解と現状は?
老子と孫子の関係は?

奥山真司先生のレディング大時代のコースメイトであった
デリック・ユエン氏が書いた『孫子解読:兵法の読み方』
HOW TO READ THE ART OF WAR
が、2014年に発売されました。
まったく新しい孫子が「これが真の孫子だったのか!」と、
欧米の戦略学会では衝撃を与えています。

このシリーズでは、全編を通して、この「デリック氏の真説・孫子」を軸に、
欧米で孫子を解釈して自身の思想に取り入れてきた
ジョン・ボイド、バジル・リデルハート、JCワイリーたちの戦略論や
さらには古典であるクラウゼヴィッツの『戦争論』と比較し

また日米の経営者の実例を引きながらまったく新しい

『真説 孫子解読』
を完成させました。


商品名■『奥山真司の『真説 孫子解読』
■Part.1 奥山真司の現代中国の孫子vs西洋の孫子
    〜『孫子解読:兵法の読み方』〜
    収録時間(6時間32分46秒←改定前:6時間30分06秒)     単品価格:55,000円     

■Part.2 奥山真司の『孫子逐語解説』
    〜現代の戦略とビジネス戦略〜
    収録時間(6時間40分08秒)
    単品価格:55,000円
■Part.3 奥山真司の真説・孫子のエッセンス
    〜日米中の孫子理解の比較〜
    THE BEST of the ART OF WAR
    収録時間(2時間46分19秒←改定前:2時間12分46秒)
    単品価格:35,000円
         
※(Part.1)+(Part.2)+(Part.3)セット価格=145,000円


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