危機の時代が到来しました。
英国のEU離脱はじめ、世界秩序が変わろうとしてます。
米国ではついにトランプ政権が発足しました。
世界中で反トランプ運動が起きていますが、
世界では移民反対を唱える政党が力を増しています。
この本はトランプ大統領の出現そのものを予測した書ではありませんが、
まさに、時代の転換期が来ることを予測したものです。
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奥山真司による『The Fourth Turning』解説(その1)
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奥山真司による『The Fourth Turning』解説(その2)
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奥山真司による『The Fourth Turning』解説(その3)
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奥山真司による『The Fourth Turning』解説(その4)
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この本は奥山真司先生が翻訳をしてますが、
実際に書かれていることの一部を紹介すると・・・
●米国の歴史が80年周期で春夏秋冬4つの時代が一周する
●20年ごとに春夏秋冬があり、その4つの時代に特徴がある。
●現在は第4ターニングに入っており、冬の季節で危機の時代である。
●前回の危機の時代は80年前の世界大戦であった。
ということなどが書かれていますが、
1997年に出版されたこの本には、実に恐るべき予測が書かれています。
それは・・・
●サイバー・テロリストが国税庁のデータベースを破壊する。
●国際的なテロリスト集団が航空機を爆破し、
持ち運び可能な核兵器を保有していると宣言する。
米国と同盟国は先制攻撃をかける。
テロリストは米国の都市に報復攻撃仕掛けると脅迫する。
議会はテロ組織に対して宣戦布告し、
家屋への立ち入りを含む無制限捜査を認める。
●連邦予算は行き詰まり、膠着状態に陥る。
大統領と議会は双方とも妥協せず、
ほぼ全面的な政府機関閉鎖の引き金を引く。
●疾病予防管理センターが新たなウイルス感染症の流行を公表する。
●旧ソ連の共和国全域での無政府状態が進み、ロシアは国境地帯で軍事演習を行う。
発売された時から、大変な話題を集め爆発的セールスを得たようで、
当時からのこの予測はトンデモ的にとらえる人が多かったにも関わらず、
結局は、実に正確に的中していきます。
微妙なニュアンスの違いありますが、
●アノニマスの国税庁攻撃、
●世界貿易センタービルを攻撃した911事件とテロとの戦い、
●議会が硬直した債務上限問題、
●SARS、デング熱など、世界各地では新しい感染病が流行
●ロシアは軍事演習どころかクリミアまで侵略
怖いくらい的中しているとしかいいようがありません。
繰り返しますが、これは97年に出版されているのです。
危機の時代を日本に割り当てて考えてみると
●今年2017年から80年前は、1937年で第二次世界大戦真っ只中です。
その80年前は、1857年であり、1867年の明治維新まで
まさに幕末の大動乱中です。
近年では、平成デフレから政局が硬直し、民主党政権になり、
311の大震災がありました。ついに自民党に政権がもどって
アベノミクス真っ只中ですが、景気回復の確信はありません。
●中国は南シナ海を侵略し、尖閣列島、排他的経済水域に侵入を繰り返しています。
北朝鮮はミサイル実験、核実験を繰り返し、
韓国との慰安婦問題は信頼回復見込みのない状況になっています。
●中国、北朝鮮、韓国との関係は戦後最悪でしょう。
●SHARPの台湾企業鴻海による買収劇、東芝の粉飾決算、
三菱自動車の燃費偽装による日産傘下入りと
日本のものづくりの転換点かもしれません。
さて、世界情勢からも日本と隣国との関係や
日本の産業、経済状況からも現代が危機の時代、
なんらかの時代の転換点であるということは、
間違いがないようです。
●その他、世界と日本は、AI技術の発展で人間の行う仕事が変わっていきます。
●ブロックチェーン技術の発明でビットコインが誕生し、銀行がなくなるかもしれません。
そんな中、どのように個人として時代に対抗し、順応し向かっていくべきなのか?
という視点が大事です。
変化に対応できた生物は残ってきましたが、そうでない生物は滅びました。
日本という国家と我々個人や関わっていく企業は生き延びていくため、
サバイバルのための戦略が必要となります。
幕末や第二大戦の敗戦時の日本の大転換並の
乱世の真っ只中だと考えたら、ここはいろいろ手を打っておく、
あらゆるシュミレーションをすることが大事ではないでしょうか?
Q:未来予測って当たるんですか?当たらなくても価値があるのですか?
A:残念ながらこれを聞いて当たるようになるわけではないです。
専門家ですら当たりませんから、当たらないと考えたほうがいいでしょう。
特に、自然災害の予測は難しいですし、戦争などの事件や株式の暴落も・・。
しかし、自然物以外の目に見えるものはほぼ人間がイメージしつくりたしたものです。
人がイメージして作り出したものなのです。
戦争などの大災害を望むものではありませんが、
大きな社会的事件は当たらなくとも予測しておく訓練が必要な時代だと考えています。
起きたときにどう動くかの選択肢があるだけでも最悪の事態は避けられるし、
逆に危機をチャンスに変えた人は大きな収穫を得ることができるでしょう。
Q:未来予測って怪しいですね?
その通り。未来予測はきな臭いものです。
多くのタラレバ、仮説の多さが苦手だからこそ日本人は戦略がないと言われるのです。
戦略はフィクションです。
Q:各世代との理解が進むという画期的なないようですか?
A:いいえ。
現在40代の人間は遊牧民世代と言われています。
その世代は団塊世代の考え方が理解できません。
各世代の特徴は説明していますが、
むしろ理解できないと理解しただけでも、
人間関係が楽になると考えます。
Q:『戦略の階層』で十分じゃないでしょうか?
A:『戦略の階層』にない『未来予測』を組み込みました。
『戦略の階層』をつくる上で、せっかくつくるなら
より実用的で効果的な階層をつくっていただきたく、
これまで怪しいと言われるので避けてきましたが、
とくに苦手だと言われる、『世界観』づくりにおいて、
やはり『未来予測』は必須なのでそこにフォーカスしました。
そしてそれに対応するための『大戦略』づくりを詳しく解説しました。
大戦略が国家の趨勢をを決め、会社の存亡を決めます。
個人でも人生そのものです。
今回、乱世の中での未来への選択肢は
自分で決めるという位置づけをしていただきたいと思っています。
『戦略の階層』が自分にとって大事だとわかりました。
だけども時代にあった世界観がつくれません。
という方のために特に、詳しくいろんな角度から
作り上げていったものです。
この音声は、三部構成になります。
part:1 戦略と未来予測
part:2 4thターニングの解説
part:3 いかにサバイバルするか?
part:1では、戦略はフィクションであり、
未来予測の重要性を再確認していきます。
ウソはいけないと教えられている日本人は、
戦略はフィクションであるという点に違和感があり、
結局戦術に終始してしまう傾向があります。
part:2の4thターニングの解説では、
時代が転換点だという前提(フィクション)のもと
4thターニングの考え方、内容に迫ります。
現代の危機の時代について以外にも、
自分の世代や他の世代の特徴を知りどう付き合うかを考えたり、
新たなビジョンを持つためのヒントがあります。
part:3のいかにサバイバルするか?では、
やはり自分の『戦略の階層』の作り方、
特に『世界観』と『大戦略』に焦点を当てて
いろんな角度からヒントを展開していきます
(収録時間:約150分)
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